2022年度に「心の病」で休職した公立学校の教員が、
前年度比10・9%増の6539人と過去最多を更新したことが12月22日、文部科学省の「人事行政状況調査」で明らかになった。
全教員に占める割合も0・71%で過去最高。
教員不足が深刻化する中、精神疾患による病気休暇が目立っている若手教員の支援や、復職対策が求められている。
調査は、全国の公立小中学校、高校、特別支援学校などの全教員91万8987人が対象で、各教育委員会を通じ状況を集約した。
精神疾患による休職者は642人増えて6539人となり、全教員に占める割合は前年度より0・07ポイント増え0・71%となった。
休職者数は07年度以降、おおむね5000人台で推移していたが、初の6000人台に乗った。
【ある教員の一日】のグラフから、
授業前には電話対応をして、授業後は事務作業と部活動そしてさらに事務作業。
やっと学校を出るのが夜8時、夕食を食べて自由時間が12時くらいまで。
睡眠時間が5時間ほどです。
下のグラフの30代女性教諭は夕食と自由時間が合わせてたったの2時間。
職員会議後にはやはり保護者対応もしています。
これでは精神的にやられてしまうのは当然だと思います。
一日のうちで余裕がほぼ無い状態だと言えます。
ピンと張りつめた状態で日々を送っているとしたら、、、!
ただでさえ、電話や保護者対応など精神的に消耗するのに、
同僚に相談したり、話を聞いてもらったりとサポートしてもらう時間はきっとほぼ無いだろうと予想されます。
自分の気持ちを吐き出すそんな時間が必要です。
精神疾患で病気休暇をしている若手教員の支援や復職対策はやられているのだろうか?
とっても心配な学校の実情のようです。
これでは教えられる子ども達にいい影響があるはずはないです。